炭水化物抜きのダイエットは間違った方法を行うと危険なことが多い

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ダイエットに炭水化物を抜いた方法を行っている方が多くなっています。

炭水化物には糖質が多く含まれており、これが中性脂肪となり、太るもとになっていると考えられています。
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しかし、アメリカの情報誌『TIME』のウェブ版に、週2日炭水化物を抜いたダイエットのほうが、毎日カロリーを抑えるダイエットより効果的という研究結果が報告されました。

毎日の摂取カロリーを1500kcal以内のグループよりも、週に2日だけ炭水化物を食べない、その他のヘルシーな食べ物は何でも食べてよいグループ、週に2日だけ炭水化物を食べない、かつ1日の摂取カロリーを650kcal以内にするグループのほうがダイエット効果が大きかったとのことです。

炭水化物が多く含まれる食べ物の代表にお米やパンがありますが、ダイエットしたいと炭水化物をすべて抜いたお食事を続けると、体に必要な栄養素が足りなくなり大変危険なことがあります。

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エネルギー不足は思った以上に深刻な状態です。1日2日程度ならば問題ありませんが、炭水化物ダイエットを行い慢性的にエネルギー不足の状態になると、身体が飢餓状態となります。

飢餓状態になるとエネルギーの消費が激しい筋肉を分解して、エネルギー源としようとします。筋肉の減少は基礎代謝を下げたり、疲れやすくなったりすることで痩せづらい体に繋がります。

また免疫力の低下も起こり、風邪を引きやすくなったり感染症に罹りやすくなったりもします。

痩せたいと思っても極端に炭水化物の摂取をやめるのは避けましょう。まずは夕食の炭水化物の量を半分にする日を週に1-2日程度作るところから始めると体への負担は少なくて済みます。

例えばご飯半膳のカロリーは130kcal程度です。週に2回、夕食時に半分にすれば1週間で260kcal、一か月で1000強のカロリーの削減となります。

この数値は7か月で脂肪が1kg減るペースなので、これに運動を合わせてゆっくり痩せていく方が健康への問題が起こりづらいです。

炭水化物を極端に減らす前に、日常での食べすぎを減らすことを考えましょう。ついつい揚げ物ばかり食べていないか、ついついお菓子を口にしていないか、お酒を飲みすぎていないか。そういったところから改善して少しずつ体重を落としていくことが重要です。

空腹感に悩まされることもありませんし、リバウンドしにくいダイエットが期待できます。

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監修者 山浦 真理子医師


帝京大学大学院卒業後、世界共通の医学博士号であるPh.D.を取得。米国ワシントンD.C.とニューヨークへ留学経験あり。宇宙環境医学の研究者として論文を執筆。現在は、上用賀世田谷通りクリニックにて内科医として勤務しています。

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