中性脂肪が脂肪肝を生じさせる理由と対策

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about-neutral-fat_02肝臓は、代謝や消化、解毒などの他に、エネルギーを溜めておく貯蔵庫の役割を持っています。

食事により摂取した脂肪分や糖分はやがて肝臓へと渡り、肝臓によって中性脂肪へ合成され、人体のエネルギー源として消費されます。

ですが、過剰な脂肪・糖分の摂取や生活習慣などによって消費が追い付かなくなると、脂肪肝と呼ばれる状態になってしまいます。

肝臓の働き
肝臓肝臓は私たちの体において非常に重要な臓器です。

また、さまざまな役割を担い、常に働いている勤勉な臓器であることでも知られています。

主な働きや役割として、次のようなものがあります。
  • 有害物質を解毒し排出する働き
  • 血中コレステロール濃度調整のために胆汁を生成する働き
  • 24時間いつでもエネルギーを補給できるようにエネルギーを貯蔵しておく働き
  • 摂取した栄養素を吸収しやすく作り変える働き

といったものです。

脂肪肝とは?
メタボの男性中性脂肪値は肝臓と大きな関わりを持っており、中性脂肪値が高くなると脂肪肝と呼ばれる肝臓の病気に発展する可能性があります。

過剰に摂取された脂質や糖質は肝臓に運ばれますが、エネルギーとして消費しきれなかった分は肝臓に蓄積されます。

脂肪肝とは、体が皮下脂肪などによって肥満の状態になるのと同じように、肝臓が中性脂肪によって肥満の状態になることを言います。

脂肪肝は、肝がん、肝硬変などの不可逆的な危険な病気に繋がる可能性がありますので、注意が必要です。

アルコールは中性脂肪と肝臓に大きな影響を与える
ビール
アルコール
が中性脂肪に大きな影響を与える理由は肝臓にあります。
中性脂肪を下げたいけれどお酒も飲みたい。焼酎は飲んでも大丈夫?

肝臓にはさまざまな役割を持っていますが、その中に有害物質の解毒作用があります。

アルコールを摂取すると肝臓での中性脂肪の合成が促進されます。同時に肝臓はアルコールを分解する働きがあります。

アルコールは毒性があるため、肝臓は優先して分解をします。その結果、合成された中性脂肪がエネルギーとして分解されず、肝臓に蓄積することで脂肪肝となります。

肝機能の低下はあまり症状に出ることがなく、検診でないと見つからない場合が多くあります。定期的なチェックが必要です。

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監修者 山浦 真理子医師


帝京大学大学院卒業後、世界共通の医学博士号であるPh.D.を取得。米国ワシントンD.C.とニューヨークへ留学経験あり。宇宙環境医学の研究者として論文を執筆。現在は、上用賀世田谷通りクリニックにて内科医として勤務しています。

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