トクホで中性脂肪は下がる?②脂肪の消費を増やす作用の成分

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トクホその2健康意識の高まりで、中性脂肪をターゲットにしたトクホ商品もたくさん出回っています。

成分の種類も多く、自分に合ったトクホを探すのも一苦労ではないでしょうか。

中性脂肪に有効なトクホ成分は、主に次の3つの作用があります。

①脂肪の吸収を抑える作用②脂肪の消費を増やす作用③中性脂肪値を下げる作用です。

ここでは、②脂肪の消費を増やす作用に特化したトクホ成分について、解説していきます。

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トクホ成分①茶カテキン

茶カテキン茶カテキンは、茶葉に含まれているポリフェノールの一種で、茶葉を発酵させない緑茶に多く含まれています。

茶カテキンには、抗酸化作用、血糖値上昇抑制作用、降圧作用、抗菌作用、虫歯予防、アレルギー緩和作用、抗がん作用などがあります。

さらに脂肪の吸収を抑える作用、脂肪の消費を促す作用もあります。

茶カテキンが中性脂肪を下げるメカニズム

茶カテキンの脂肪に対する作用は、2通りあります。

①茶カテキンの脂肪の吸収を抑える作用

食事により体内に取り入れられた脂肪は、小腸にて脂肪分解酵素リパーゼにより分解され、体内に吸収されていきます。茶カテキンには、このリパーゼの活性を阻害する働きがあります。

リパーゼ阻害により脂肪の分解・吸収が抑えられ、脂肪はそのまま排出されることになります。これが、茶カテキンの脂肪の吸収を抑える作用です。

食物中の脂肪の吸収が抑えられると、食後の血中中性脂肪値も抑えることができます。長期的に茶カテキンを摂取することで、体脂肪の低減につながることも実証されています

②茶カテキンの脂肪の消費を増やす作用

小腸で吸収された脂肪は、血液循環に乗り各組織に運ばれていきます。

そしてエネルギーとして消費されたり、脂肪細胞に取込まれたりしますが、脂肪代謝に大きな役割をしている臓器が肝臓です。

脂肪をエネルギー化するためには、まず中性脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解する必要があります。そして脂肪酸をβ酸化することで、エネルギー化ができるのです。

脂肪酸のβ酸化を促す酵素は、内臓では肝臓の細胞内のミトコンドリアに最も多く存在します。

茶カテキンは、肝細胞おいてβ酸化酵素の活性化を促し、脂肪をエネルギー化する作用を高めることが確認されています。

この働きが、脂肪の消費を増やし、中性脂肪の低下、体脂肪の減少につながるのです。

トクホ成分②ケルセチン配糖体

タマネギケルセチンは、野菜や果物など植物に広く存在するポリフェノールの一種で、多くは糖と結合し、体に吸収されやすいケルセチン配糖体として存在しています。

タマネギに最も多く含まれ、リンゴ、サニーレタス、ブロッコリー、緑茶などにも多く含まれています。

ケルセチン配糖体は、抗酸化作用、降圧作用、血糖値上昇抑制作用、抗がん作用などが有名ですが、最近の研究で、中性脂肪の消費を促し、体脂肪を低減させる作用も確認されています。

ケルセチン配糖体が中性脂肪を下げるメカニズム

体脂肪として蓄積された中性脂肪をエネルギーとして消費するには、中性脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解する必要があります。

そして血中に遊離脂肪酸として放出され、初めてエネルギーとして使われるようになります。

中性脂肪は、脂肪分解酵素であるホルモン感受性リパーゼにより分解されます。

ケルセチン配糖体は、この脂肪分解酵素を活性化することで、中性脂肪の分解を促しエネルギー化することで、体脂肪を低減させる働きがあるのです。

トクホ成分③クロロゲン酸類

コーヒークロロゲン酸は、苦味成分のポリフェノールで、コーヒーに多く含まれ、他にもリンゴ、ゴボウ、ジャガイモ、サツマイモなどに含まれています。

クロロゲン酸は、抗酸化作用、降圧作用、抗菌作用、抗がん作用、血糖値上昇抑制作用、そして中性脂肪の消費を促し、体脂肪を低減させる作用があります

クロロゲン酸類が中性脂肪を下げるメカニズム

クロロゲン酸の中性脂肪を下げるメカニズムには、3通りあります。

①クロロゲン酸の糖質分解酵素を阻害する作用

体内に入ってきた糖質は、糖質分解酵素αアミラーゼなどにより分解され、吸収されていきます。

クロロゲン酸は、この糖質分解酵素の働きを阻害し、糖の吸収を抑え、血糖値の上昇を抑制します。

食事などで血糖値が上がると、すい臓からインスリンが分泌され血糖を下げるよう働きます。

糖は筋肉に取込まれエネルギーとして使われますが、使い切れず血中に余ってしまうと、インスリンの働きで中性脂肪に合成され、脂肪細胞に蓄積されていきます。

クロロゲン酸は、血糖の上昇を抑えることで、血中に糖が余らないようにし、中性脂肪の合成・蓄積を防ぐ働きをします。

②クロロゲン酸の脂肪の吸収を抑える作用

脂肪が体内に入ると、すい臓から脂肪分解酵素リパーゼが分泌され、脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解します。クロロゲン酸は、このリパーゼの活性を阻害する働きがあります。

リパーゼが阻害されると脂肪は分解されず、そのまま大腸に運ばれ排出されることになり、体内への吸収を抑えることになるのです。

③クロロゲン酸の脂肪の消費を増やす作用

脂肪の代謝は、筋肉や肝臓が主に関与し、その細胞内の小器官ミトコンドリアで行われています。

クロロゲン酸は、脂肪酸のミトコンドリアへの取り込みを促し、脂肪酸の消費を亢進させる働きがあります。

脂肪酸の消費が亢進されると、エネルギー源が必要となるため、蓄積されている中性脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解する作用も促進され、中性脂肪の低下、さらには体脂肪の低減にもつながるのです。

まとめ

トクホマーク中性脂肪に特化したトクホ成分も、次々に研究が進み、各メーカーからいろいろな形で商品として販売されています。

それぞれのトクホ成分に特徴があり、飲むタイミングや作用にも少しずつ違いがみられます。

また、どのトクホ成分にも共通しますが、中性脂肪に特化した成分でも即効性はなく、一定期間以上の継続が必須になります。

トクホ商品を取り入れる際は、どの成分が自分の健康状態に合っているか、生活に取り入れやすいかなどを十分検討することをお勧めします。

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