ココナッツオイルで中性脂肪が下がる?ダイエットや認知症予防にも~効果や食べ方について

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ココナッツオイルココナッツオイルは、海外女優が摂取しているということで有名になり、ダイエットに効果的ということで日本でも爆発的に広まりました。

ココナッツオイルは「オイル=油」なのに、どうしてダイエットに良いのか不思議ですね。

さらに、ココナッツオイルには様々な健康効果があるといわれています。では、ココナッツオイルには血中中性脂肪を低下させる効果もあるのでしょうか?

ココナッツオイルの効果についてと、その有効的な食べ方などを管理栄養士が説明します。

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話題のココナッツオイルってどんな食べ物?効果・効能とは

ココナッツオイルの種類

ココナッツオイルココナッツオイルは、大きく分けて2種類あります。

「ココナッツオイル」「ヴァージンココナッツオイル」です。この分類はオリーブオイルと同じですね。

現在日本で販売されているココナッツオイルは、ほとんどヴァージンココナッツオイルで、価格は300gで2,000円程度が相場です、ココナッツという植物の特性上、南国でしか育たないので、そのほとんどがスリランカやタイなどから輸入されています。

ココナッツオイルの油はどんなもの?

ココナッツオイルの主成分は「油」です。

一般的に油には様々な分類方法があります。よく聞くのが「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に分ける方法です。

ココナッツオイル100gの中に、飽和脂肪酸は84g、不飽和脂肪酸は8.1g含まれれていますので、ココナッツオイルは「飽和脂肪酸」の分類になります

同じ飽和脂肪酸は、牛や豚などの動物の油などが含まれます。

飽和脂肪酸は「短鎖脂肪酸」「中鎖脂肪酸」「長鎖脂肪酸」の3つに分けられます。

血中の中性脂肪やコレステロールを上げてしまいがちな牛の油などに含まれる長鎖脂肪酸に対し、ココナッツオイルは中鎖脂肪酸の割合が多いのが特徴です。

ココナッツオイルは中性脂肪を下げる?

今までの食事にココナッツオイルを追加しただけでは、中性脂肪低下の効果は期待できません。

牛の脂の50~60%をココナッツオイルに置き換えると、中性脂肪が低下したという研究結果があります。

ヒレ肉のステーキココナッツオイルの中性脂肪低下効果を利用しようとする時は、サーロインのステーキを食べるのではなく、ヒレ肉のステーキをココナッツオイルをプラスして食べると良いですね。

少しパサつくお肉でも、油を加えてコッテリとした風味を味わうことができ、さらに中性脂肪の低下効果も得られるとなれば一石二鳥です。

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ココナッツオイルのその他の健康効果

ココナッツオイルのダイエット効果

ダイエットに効果的ココナッツオイルに多く含まれる中鎖脂肪酸は体に入ると、早く燃焼されエネルギーに変わります。体内で脂質に変わる前に直接エネルギーとして分解されるため、体に脂肪がつきづらいとされています。

中鎖脂肪酸を摂取し続けることで、内臓脂肪や血中の中性脂肪値の値が減少したという報告もあります。メタボリックシンドロームや太り気味が気になる人にお勧めと言えます。

ココナッツオイルの認知症予防効果

人間は食事から摂取した糖質を消化したブドウ糖をエネルギー源とします。スポーツするときのエネルギー源になることはもちろん、ブドウ糖は脳の主要なエネルギーとして働きます。

しかし脳がブドウ糖をエネルギーとして利用する機能は加齢とともに低下していきます。

一方で人間はブドウ糖が枯渇すると脂肪をエネルギー源として利用します。その際にケトン体という物質を作り出しますが、ケトン体は脳のエネルギーとして利用されます。

中鎖脂肪酸はケトン体を作り出す働きが強い脂質です。中鎖脂肪酸を多く含む食品を食べることで、脳の認知機能が改善するという報告もあります。

認知症そのものに対して効果があるか、という根拠はまだ薄いですが今後の研究に期待されています。

ココナッツオイルの摂り方や注意点

ココナッツオイルは、1gで9kcalあります。大さじ1杯12gだと111kcalあることになります。

なので、健康効果の高いココナッツオイルですが、取り過ぎは肥満に繋がります。

ココナッツオイルを使うならば、今まで使っていた油と置き換えるように使うようにします。

トーストとココナッツオイルパンに塗っていたバターをココナッツオイルに変えたりすると良いですね。

ココナッツオイルは、加熱して調理することも出来ますので炒め物にも使えます。

ならば、たくさん油を使う揚げ物の揚げ油をココナッツオイルにすればいい!とも考えてしまいますが、実は中鎖脂肪酸は他の油に比べて発火温度が低いのです。

通常揚げ油として使われる植物油は、発火温度が320℃程です。

中鎖脂肪酸100%の油は150℃程で発火します。中鎖脂肪酸が80%程のココナッツオイルは、200℃ほどで発火してしまう危険があるのです。

ココナッツオイルを揚げ物に使う時には、温度を上げすぎないように十分注意しましょう。

食べるだけじゃない!ココナッツオイルの上手な使い方

ココナッツオイルは肌にもいい

ココナッツオイルには、ビタミンEやラウリン酸などが含まれており、肌にいいと言われています。

ココナッツオイルを使った石鹸やマッサージオイルなども販売されています。

ココナッツオイルを肌に使う時には、食用は使わないようにしましょう。食用は肌に使うと重くベタッとしてしまいます。

化粧用のココナッツオイルを使うようにして下さい。

まとめ

ココナッツオイルうがいココナッツオイルには、中鎖脂肪酸が多く含まれており、体の中でエネルギー源になりやすい油です。

ダイエット、認知機能改善など様々な効果が期待できます。

ココナッツオイルは油には違いありませんので、取り入れただけでは太ってしまいます。

ココナッツオイルを取り入れた分、肉の油などの他の油を減らすようにして下さい。

ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は低い温度で発火します。揚げ油などに使う場合には、温度管理に注意が必要です。

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監修者 山浦 真理子医師


帝京大学大学院卒業後、世界共通の医学博士号であるPh.D.を取得。米国ワシントンD.C.とニューヨークへ留学経験あり。宇宙環境医学の研究者として論文を執筆。現在は、上用賀世田谷通りクリニックにて内科医として勤務しています。

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