中性脂肪にも効果あり!オリーブオイルの動脈硬化予防効果とオススメの摂り方

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オリーブオイル近年の健康への関心が高まっていることで、日常生活で食べられている油についても気を遣う人が増えました。

「健康な油」の代表でもあるオリーブオイル。

中性脂肪が気になる方の中で、オリーブオイルをすでに取り入れている方もいれば、これから使ってみようと考えている人もいるのではないでしょうか?

今回は、保健師である筆者が、オリーブオイルが中性脂肪に及ぼす作用や、おすすめの摂取方法について紹介いたします。

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オリーブオイルってどんな食品?

オリーブオリーブオイルは、オリーブの果実から取れる油のことで、もともとは地中海地方を中心に使用されていました。

オリーブオイルの抽出に、化学処理を行わずに果実を絞ってろ過だけしたものを「ヴァージンオイル」と言い、中でも香りや品質が良いものは「エクストラヴァージンオイル」と言います。


オリーブオイル大さじ1に含まれる栄養成分やカロリー

エネルギー 111 kcal
タンパク質 0 g
脂質 12 g
炭水化物 0 g
ビタミンA 1.8μg
ビタミンE 0.89 mg
ビタミンK 5.04μg

植物性油であるオリーブオイルに多く含まれるのは脂質で、カロリーはサラダ油などその他の油と同程度となります。

脂質の中でも不飽和脂肪酸が多く含まれています。

オリーブオイルが中性脂肪を下げるメカニズム

オリーブオイルには、直接中性脂肪を下げる効果は確認されていないものの、中性脂肪が高めの人に役立つ成分が含まれています。

中性脂肪が上がるのが抑える
オリーブオイルには、不飽和脂肪酸の一種である「オレイン酸」が含まれています。

オレイン酸には、中性脂肪を下げる働きは確認されていないものの、研究により食後の中性脂肪を上がりにくくすることが分かっています。

コレステロールを下げる効果
地中海オリーブオイルに含まれるオレイン酸のもう一つの働きが、善玉コレステロール(HDLコレステロール)を減らすことなく、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を下げる働きがあります。

食べ過ぎにより中性脂肪が高めの人は、コレステロール値も高めであることが多いとされています。
中性脂肪とコレステロールの違いは?

血管を塞いで動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールの値を下げることは、心臓や脳の血管の病気になるリスクを下げることが期待できます。
中性脂肪・動脈硬化が引き起こす病気

実際にオリーブオイルをよく摂取する地中海地方やヨーロッパの国々では、心筋梗塞の発症が少ないというデータがあります。

中性脂肪の値を下げる目的は。動脈硬化による病気を防ぐためでもあるので、オリーブオイルを摂取はおすすめだと言えます。

参照:一般社団法人日本植物油協会 植物油に含まれる脂肪酸 「一価不飽和脂肪酸 オレイン酸」

抗酸化作用がある
オリーブオイルに含まれている、もう一つの有効な成分がビタミンE。

ビタミンEには抗酸化作用があり、細胞を若く保つ働きがあります。特に、動脈硬化を予防するためには、血管が若くしなやかであることも重要です。

オリーブオイルはどんな人におすすめ?

オリーブオイルは、動脈硬化による病気を防ぐ効果があるので、中性脂肪が高めの人におすすめの食用油です。

特に、中性脂肪だけでなく、コレステロール値が高めの人が摂るとよいでしょう。

1日の脂質の摂取目安量が25~30%ですから、必要な脂質をオリーブオイルで全て取るのではなく、魚に含まれるDHAやEPAなどの油脂も含め、バランスよく摂取する必要があります。

そのほかバターや肉類など飽和脂肪酸が多く含まれる食品は控えめにするように心がけましょう。

オリーブオイルはおすすめの摂り方

トマトおすすめのオリーブオイルの摂り方は、今まで使用していた食用油に置き換える方法です。

今まで、調理や味付けに使用していた油をオリーブオイルに変えることで、飽和脂肪酸の摂取量が相対的に減ることが期待できます。

また、無理なく取り入れることも可能になるでしょう。

特に、地中海地方やヨーロッパで使用されてきたオリーブオイルは、パスタやサラダとも相性が抜群。料理にも豊かな風味を与えることができます。

おすすめなのは、オリーブオイルとも相性の良いトマトと一緒に摂取すること。

最近の研究により、トマトには脂質代謝を改善する物質が含まれていおり、脂肪の燃焼を促がす効果があることが明らかになっています。

また、トマトに含まれる「カロテン」「リコペン」などの色素成分には、抗酸化作用があり、動脈硬化を防ぐのに役立ちます。

オリーブオイル摂取の注意点

動脈硬化を防ぐ働きのあるオリーブオイルですが、だからと言って必要以上に摂取するのは、逆効果となる可能性があります。

オリーブオイルそのものは、油であるためその他の食用油と同じくらいのカロリーがあります。

そのため、「健康に良い」を理由に大量に取れば、エネルギー過多となり、中性脂肪が上がる原因になることも。

健康のためにオリーブオイルを取り入れようと思っている人は、先に説明した1日の摂取目安量を守るようにしてください。

結論

オリーブオイルには、中性脂肪を下げる効果はないものの、コレステロールを下げる効果が確認されています。

動脈硬化による病気を防ぐためにも、中性脂肪が気になる方は取り入れてみてはいかがでしょうか?

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監修者 山浦 真理子医師


帝京大学大学院卒業後、世界共通の医学博士号であるPh.D.を取得。米国ワシントンD.C.とニューヨークへ留学経験あり。宇宙環境医学の研究者として論文を執筆。現在は、上用賀世田谷通りクリニックにて内科医として勤務しています。

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