酢は中性脂肪を下げる効果・脂肪燃焼効果のあるダイエット調味料

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1410_3黒酢やリンゴ酢など、さまざまな種類の酢を見かけるようになった今日。

酢と聞くと、何だか健康に良さそうなイメージがありますが。

普通の酢でも中性脂肪を下げるのに役立つのか気になっている方も多いのではないでしょうか?

今回は、酢が中性脂肪に及ぼす作用や、おすすめの摂取方法について、保健師である筆者がお伝えします。

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酢ってどんな食材?

酢は、穀物などで作った醸造酒を酢酸発酵させたもので、酸味があります。

古くから調味料として使われるほか、食品の殺菌や防腐目的で世界中で使用されてきました。

酢大さじ1杯(15 g)に含まれる栄養素・カロリー

エネルギー 4 kcal
たんぱく質 0.02 g
脂質 0 g
炭水化物 0.36 g
ビタミンB1 0 mg
ビタミンB2 0 mg
ナイアシン 0.02 mg
ビタミンB6 0 mg
ビタミンB12 0.02 μg
ビオチン 0.02 μg
ナトリウム 0.9 mg
カリウム 0.6 mg
カルシウム 0.3 mg
マグネシウム 0.15 mg
リン 0.3 mg
亜鉛 0.02 mg

酢は、低カロリーでビタミンやミネラルが含まれた食品です。

酢が中性脂肪を下げるメカニズム

酢はどのようにして中性脂肪を下げるのか、具体的に見ていきましょう。

大手の酢のメーカーであるミツカンが行った調査では、食酢を1日15~30ml飲ませたグループで、血液中の中性脂肪が低下することが明らかになりました。

また、その他にも食酢を飲ませたグループでは、皮下脂肪や内臓脂肪が減り、肥満が改善したそうです。

この実験で使用された食酢はリンゴ酢なのですが、ミツカンでは体内の脂肪の低下させた有効成分は「酢酸」としており、普通の酢でも同様の効果がみられるとの見解を示しています。

参照:ミツカン 肥満気味の方の内臓脂肪の減少

酢酸が中性脂肪を下げる仕組み

酢に含まれる酢酸などの有機酸は体の中で、クエン酸となります。実は、私たちの体のエネルギーは、「クエン酸サイクル」と呼ばれる代謝システムで作られます。

クエン酸サイクルは、クエン酸が主体であるため、この名で呼ばれているそうで、乳酸など体内の酸性物質と結びつき、化学変化を起こすことで、エネルギーが生み出されます。

そのため、クエン酸を摂取することにより、クエン酸サイクルが効率よく機能し体の中性脂肪を燃やすのに役立つと考えられています。

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酢酸には血糖値をゆるやかにする効果もあり

また、その他の研究により食酢を一緒に食事を取った場合、食事だけ取ったときよりも、血糖値の上昇がゆるやかになることが明らかになっています。
血糖値の急上昇を防ぐと中性脂肪も下がる?血糖コントロールのコツを栄養士がアドバイス

血糖値が急に上がると、それを下げるためにインスリンが多く分泌されます。糖分や脂質の摂りすぎが原因で中性脂肪の値が高い人は、糖尿病になるリスクも高いといわれています。

また、インスリンには、血液中の余分な糖分から脂肪を合成する働きもあるため、現在糖尿病ではなくても、いかに血糖値をゆるやかに保つかがポイントとなります。

中性脂肪が高い人に適した酢の摂り入れ方

1410_2中性脂肪が高い人が酢を取るのなら、メーカーでも勧めている1日15mlを目安に摂取することをおすすめです。

酢には食後の血糖値をゆるやかにする作用もあるので、料理に使って食事と一緒に摂るとよいでしょう。

なお、空腹時に酢をそのまま飲むのは、胃が荒れる原因になるので、避けてください。

料理で酢をあまり使うことがないという人も、工夫次第で酢をいろいろな場面で使うことができます。

例えば、煮込み料理に酢を使えば、肉を柔らかく仕上げることができますし、マリネにすればさっぱり頂くことができます。

また、酢を使って手作りドレッシングを作れば、自分で油分の割合を決められるので、よりヘルシーになるでしょう。

調味料である酢は、料理だけでなく手作りジュースに混ぜることもできますし、使い方次第でバリエーションが広がります。

中性脂肪を下げるために、酢を試したいけれど、酸っぱい味が苦手だという人は、酢のサプリメントを飲むという方法もあります。
中性脂肪を効率よく下げるおすすめサプリメント・ドリンク

合わせて摂りたい栄養素

1410_1酢を一緒に摂りたいのが、タンパク質。

タンパク質は、分解されるとアミノ酸となり、脂質などの代謝を活発にすることが分かっています。

ただし食用酢の中でも、黒酢などと比較して、普通の酢のアミノ酸量はそれほど多くありません。

酢は代謝を活発にするためなので、アミノ酸を摂取することでより効果が高まると考えられます。

昔に「酢大豆」という健康食品が流行した時期がありますが、良い組み合わせだと言えます。

ただし、酢大豆自体は好き嫌いが分かれるので、食事で酢を取るに際には、タンパク質を含んだ主菜をしっかりそろえるようにしましょう。

結論

身近な調味料である酢には、中性脂肪を下げる効果があるとされています。

料理に使用したり、サプリメントで飲んだり、毎日少しずつ酢を摂取して、気になる中性脂肪の値を改善していきたいですね。

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監修者 山浦 真理子医師


帝京大学大学院卒業後、世界共通の医学博士号であるPh.D.を取得。米国ワシントンD.C.とニューヨークへ留学経験あり。宇宙環境医学の研究者として論文を執筆。現在は、上用賀世田谷通りクリニックにて内科医として勤務しています。

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