グレープフルーツの中性脂肪を下げる効果とは

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1363_4中性脂肪が気になる人で、より健康的な生活を目指し、間食にスナック菓子や甘い物ではなく果物を選ぼうとしている人も多いのではないでしょうか?
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果物の中でも。特におすすめしたいのがグレープフルーツ。

今回は、保健師である筆者が、グレープフルーツの中性脂肪への影響や、おすすめの摂取方法を紹介いたします。

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グレープフルーツってどんな食材?

グレープフルーツは亜熱帯が原産の柑橘系のフルーツです。

19世紀後半までは、主に観賞用で食用されるようになったのはつい最近のことだそうです。

グレープフルーツは、果実がぶどうのように房をつけることから、この名前になったそうです。

グレープフルーツ 1 個(300gのうち可食部210g)に含まれる栄養素・カロリー

エネルギー 80 kcal
たんぱく質 1.89 g
脂質 0.21 g
炭水化物 20.16 g
食物繊維 1.26 g
ビタミンE 0.63 mg
ビタミンB1 0.15 mg
ビタミンB2 0.06 mg
ナイアシン 0.63 mg
ビタミンB6 0.08 mg
葉酸 31.5 μg
パントテン酸 0.82 mg
ビオチン 1.05 μg
ビタミンC 75.6 mg
ナトリウム 2.1 mg
カリウム 294 mg
カルシウム 31.5 mg
マグネシウム 18.9 mg
リン 35.7 mg
亜鉛 0.21 mg
0.08 mg
マンガン 0.02 mg

グレープフルーツは甘味があまり強くなく、9割が水分となるため、重量の割にはカロリーは低めです。

ビタミンCを豊富に含んだ果物です。果肉の赤いものは「ルビー種」と言われており、カロリーや栄養素は普通のグレープフルーツとほぼ同じですが、抗酸化作用のあるリコピンが含まれています。

グレープフルーツが中性脂肪を下げるメカニズム

ダイエットにも良いと言われるグレープフルーツには、中性脂肪を下げる効果があるとされます。

具体的な仕組みは以下の通りになります。

グレープフルーツの苦味成分
グレープフルーツの苦味成分である「ナリンギン」。

ポリフェノールの一種で、食欲を抑制する作用があるとされるため、食べ過ぎによる中性脂肪の上昇を防ぐ効果が期待できます。

また、研究により、ナリンギンには血液中の脂質を分解する効果や、血管を丈夫にしたり越流を改善する作用もあるので、動脈硬化の予防にも効果も認められています。

グレープフルーツの香り成分
1363_1グレープフルーツをはじめとする柑橘類に含まれる香り成分に「リモネン」と「ヌートカン」があります。

ヌートカンには、交感神経を刺激して、脂肪の燃焼をはじめ体内の代謝を促進する効果があります。

また、リモネンの香り刺激は、脳のα波が出て、リラックスや血行を促進する効果もあるとされています。

ストレスでついつい食べ過ぎてしまう人におすすめの成分です。

低カロリーで食べ応えがある
その他の果物に比べて甘味が強くないグレープフルーツは、低カロリーな食品です。

食物繊維も含まれているので、半分から1個も食べればお腹がいっぱいになり、その他の食事量が減ることで、全体の摂取エネルギーを減らすことができます。

ルビー種ならではポリフェノールも
赤い果肉のルビー種の色素の元となるのが「リコピン」です。

リコピンには、体のサビと言われる活性酸素を除去する働きがあります。

そのため、悪玉コレステロールの酸化を防ぐことで、血流を改善し、動脈硬化を防ぐことができます。

また、体内の活性酸素も除去されることで、代謝がスムーズになります。

リコピンを多く含むトマトに関する研究では、脂肪の蓄積を防いだり、脂肪の燃焼を促進させる効果もあるとされています。

参照:ラットへのナリンギンとレッドグレープフルーツの効果 J Agric Food Chem. 2005 Apr 20;53(8):3223-8.

中性脂肪が高い人に適したグレープフルーツの摂り方

中性脂肪が気になる人がグレープフルーツを食べるのなら、1日1個を目安に食べると良いでしょう。

おすすめの食べる時間は、デザートではなく食前です。

アメリカの研究によれば、食前にグレープフルーツを食べると、その後の血糖値がゆるやかになり、血中脂質の上昇も抑えられることが明らかになっています。

また、食べる回数も1日1回食前にグレープフルーツを食前に食べるよりも、1日3回の食事前に1個分を食べた方が、効果があると考えられます。

ただし、グレープフルーツを食べようと思っている人の中には、独特の苦味が苦手で砂糖なしには食べられないという人もいるかもしれません。
砂糖・ハチミツ・パルスイート・オリゴ糖、中性脂肪対策になる甘味料はどれ?

せっかく中性脂肪を下げるためにグレープフルーツを食べるのなら、砂糖なしで食べたいものです。

グレープフルーツが苦手な人は無理のない範囲で取り入れるようにしてください。炭水化物や脂質の多い食事前に限って食べるのでも良いでしょう。

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グレープフルーツを食べてはいけない人

グレープフルーツなど果物は健康的な食品のイメージがありますが、医学的な問題でグレープフルーツが食べられない人もいます。

以下に当てはまる人は、生のグレープフルーツや市販のグレープフルーツも禁忌になりますので注意してください。

降圧剤(カルシウム拮抗剤)を飲んでいる方
グレープフルーツに含まれる成分が、薬の代謝を邪魔することで、薬の効果が強く出る可能性があります。

その他、脳梗塞、高脂血症、てんかんなど内服薬を飲んでいる方
一部の内服薬に、グレープフーツとの飲み合わせが良くないものがありますので、主治医に確認してから、グレープフルーツを摂取するようにしてください。

結論

グレープフルーツには、中性脂肪を下げるのに効果があるとされる成分が含まれています。

独特の苦みが苦手な人も、まずは少量から取り入れて、自分の中性脂肪へ役立ててみてはいかがでしょうか。

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監修者 山浦 真理子医師


帝京大学大学院卒業後、世界共通の医学博士号であるPh.D.を取得。米国ワシントンD.C.とニューヨークへ留学経験あり。宇宙環境医学の研究者として論文を執筆。現在は、上用賀世田谷通りクリニックにて内科医として勤務しています。

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