ごぼう茶は中性脂肪を下げる、便秘解消、冷え性、美容に効果的な健康ドリンク~正しい飲み方は?

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1108_1テレビなどのメディアで紹介されてから、注目されている健康食品の一つ、ごぼう茶。

ごぼう茶には、冷えや便秘解消、アンチエイジングなど様々な効能が知られていますが、実は中性脂肪を下げる効果もあると言われています。

この記事では、ごぼう茶がどのように中性脂肪を下げるのか、保健師が解説します。

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ごぼう茶ってどんな飲み物?

ごぼう茶は乾燥または焙煎したゴボウを、煮出したお茶です。

実際にはお茶というよりも、汁に近く、独特の土の香りが特徴的で、古くから西洋では薬用ハーブティ、中国では生薬や漢方薬として使用されてきました。

ごぼう茶100g を抽出した茶に含まれるカロリーと栄養素

エネルギー 2kcal
炭水化物 0.2g
タンパク質 0.2g
脂質 0g
ナトリウム 1.0 mg
カフェイン 0 mg
カリウム 44 mg

ごぼう茶は、ごぼうを煮出してあるため、水溶性食物繊維、ビタミンEやビタミンBも豊富です。

ごぼう茶ティーバック一杯分(1.5g)あたりのカロリーは、製造会社によっても異なりますが、大体5.6kcalとなります。

ごぼう茶が中性脂肪を下げるメカニズム

ごぼう茶には、中性脂肪を下げるのに役立つ以下のような成分が含まれています。

クロロゲン酸

ごぼう茶に含まれるクロロゲン酸はポリフェノールの一種で、脂肪燃焼作用があります。
中性脂肪に効果のあるポリフェノールと摂り方

脂肪がエネルギーとして燃焼するのは、細胞のミトコンドリアにて行われます。

クロロゲン酸は、このミトコンドリアによる脂肪の取り込みを促すことで、脂肪燃焼促進します。

この作用は、体に蓄えられた脂肪だけでなく、食事で摂った脂肪にも作用することから、中性脂肪の値を下げると同時にためにくくする効果があります。

サポニン

1108_2サポニンはごぼう茶を煮出す時に出る、茶色の成分でゴボウの灰汁に多く含まれています。

サポニンには、血液中のコレステロールを吸着し排出させる働きがあり、コレステロールを下げる効果があります。

また、サポニンには、血小板の凝集作用を抑制する効果があり、動脈硬化による病気のリスクを下げることができます。

また、サポニンの過剰摂取は、赤血球を破壊し、吐き気や貧血を生じる可能性があるので、注意が必要です。

イヌリン

イヌリンは水溶性食物繊維の一種で、消化管内でゲル状になることで、食事で摂った糖分を包みこみ、そのまま排出させる働きがあります。

中性脂肪は、食べ過ぎた糖分や脂肪分が原材料となっているので、中性脂肪の値を上げるのを防ぐことができます。

その他にもごぼう茶には代謝を促進させるビタミンBや、抗酸化作用のあるビタミンEをが含まれており、これらのビタミンも中性脂肪の値が上がるのを防いだり、動脈硬化を防ぐ上で役立つ成分です。

中性脂肪が高い人に適したごぼう茶の摂り方

最近では、市販のごぼう茶も様々な種類がありますが、自宅にて自家製のごぼう茶を簡単に作ることもできます。

一日の目安量は?

ごぼう茶の含まれているサポニンはアクの一種でもあるので、大量にごぼう茶を飲むことで副作用を生じることがあります。

中性脂肪を下げたり、その他の健康目的でごぼう茶を飲む場合には、一日2~3杯を目安にしましょう。

下痢など体調に変化がでた場合は、一日の量を調節してください。

また、ごぼう茶は、お茶やコーヒーなどと違ってカフェインを含まないので、時間帯を気にせず飲めますが、食事と一緒に取ると、食事から取る脂肪の吸収を抑えることができるので、おすすめです。
中性脂肪を下げるコーヒー・お茶の種類とメカニズム、効果的な摂り方

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ごぼう茶の味が苦手な方は

ごぼう茶は独特の土の風味があるので、味が苦手な方もいるかもしれません。

そんな場合は、ホットで飲むときは他のお茶とブレンドしたり、アイスにしてミントなどのハーブやレモンを添えると、クセが和らぎ飲みやすくなりますよ。

ごぼう茶と合わせて摂りたい栄養素

ごぼう茶はお茶という形式にこだわらずに汁物で食べる方法もあります。

特に、お味噌汁にすると、お味噌など大豆製品に含まれている大豆タンパクは、脂肪を分解する胆汁酸を結び付きやすいので、脂肪の吸収量を抑えることができます。

また、味噌汁に不足しがちな野菜を入れることで、栄養バランスを整えることもできます。

使用済みのごぼう茶の茶殻はゴボウそのものなので、ふりかけするなど茶殻まで活用することで、不溶性食物繊維を摂ることができますよ。

結論

中性脂肪を下げるだけでなく、動脈硬化を防いだり、その他の健康にもさまざまな効果があるごぼう茶は、ぜひ毎日の生活に取り入れたいですね。

お茶だけでなく、汁物にしたり、自分なりにアレンジしてみてくださいね。

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監修者 山浦 真理子医師


帝京大学大学院卒業後、世界共通の医学博士号であるPh.D.を取得。米国ワシントンD.C.とニューヨークへ留学経験あり。宇宙環境医学の研究者として論文を執筆。現在は、上用賀世田谷通りクリニックにて内科医として勤務しています。

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